日本一周 車中泊ラーメン旅パート8【17日目】大間→函館→札幌|最終日と完走の達成感

【2024】日本一周らーめん旅
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17日目。
この日は日本一周という旅の“終わり”にあたる1日。

青森・大間からフェリーで北海道へ渡り、函館から札幌まで走り切る。
ルートだけ見ればシンプルだが、実際に走ってみると、この最終日は想像よりもはるかに重い意味を持つ。

体力はすでに削られている。
一方で「なんとかここまで帰ってきた」という達成感もある。
そして同時に、「まだ終わっていない」という現実も残っている。

最終日は楽なのか、それともきついのか。
結論から言えば、そのどちらでもない。

この日は、日本一周の中で最も判断が問われる1日だった。

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結論|日本一周の最終日は“消化試合ではなく最後の山場”

日本一周の最終日は、決して消化試合ではない。
むしろ旅の中で最後に訪れる“もう一つの山場”と言える。

まず前提として、移動の負荷が軽くなるわけではない。
大間から函館まではフェリー移動が入るが、その前後には通常通りの運転がある。さらに北海道に戻ってからも、函館から札幌までの長距離移動が残っている。

フェリーで休めるのではないかと思われがちだが、実際にはそう単純ではない。
乗船手続きや待機時間、時間の制約などがあり、「完全に休める時間」とは言い切れない。結果として、体感的な疲労はしっかり残る。

加えて厄介なのが心理面だ。
最終日になると「もうすぐ終わる」という感覚が強くなる。しかし同時に、「まだ終わっていない」という現実も残り続ける。このズレが集中力を削る。

特に危険なのは、気の緩みだ。
ここまで大きなトラブルなく走ってきたことで、自分の運転や判断に対する過信が生まれやすい。だが実際には、疲労は確実に蓄積している。

最終日こそ事故リスクが高い理由はここにある。

一方で、この日の終盤にはこれまでとは明確に違う感覚が訪れる。
それが「やり切った」という実感だ。

北海道に入り、見慣れた景色が戻ってきた瞬間。
長距離移動が日常の延長に戻った瞬間。
そのタイミングで、ようやくこの17日間の重みが現実として感じられるようになる。

達成感はゴールの瞬間に突然現れるものではない。
むしろ「終わりが見えたあと」に、ゆっくりと積み上がってくる。

日本一周の最終日は、単なる帰宅日ではない。
旅の全てを回収するための、最後の工程だった。

17日目のルート|大間→函館→札幌までの移動全体像

走行ルート

17日目のルートは、日本一周の締めとしては非常にシンプルな構成になる。

まず朝から青森県・大間を目指す、大間で観光したのちにフェリーで津軽海峡を渡って北海道・函館へ。
その後は陸路で札幌まで北上する流れ。

一見すると移動区間は少なく見えるが、実際の負荷は決して軽くない。
フェリー移動を挟むとはいえ、前後の行動を含めると1日としての密度は高い。

大間〜函館のフェリーは約90分。
ただしこれはあくまで乗船中の時間であり、実際には

  • 乗船手続き
  • 待機時間
  • 下船後の移動準備

といった工程が入るため、体感的には“短距離移動”とは言い難い。

さらに函館到着後は、そのまま札幌までのロングドライブが待っている。
函館〜札幌間はおおよそ250km前後。ルートによっては300km近くになる。

つまりこの日の実態は

  • フェリー移動(拘束時間あり)
  • 長距離ドライブ(札幌まで)

という複合構成。

日本一周の最後にふさわしく、決して“軽い1日”ではない。

なぜこのルートを選んだか

このルートを選んだ理由は、大間の本マグロを食べるため、それだけだった。

合理性だけを考えれば、青森市周辺からフェリーに乗る方が明らかに効率は良い。
乗船時間は長くなるが、船の便数が多いため、時間のロスは少ない。日本一周の最終日としては、そちらの方が負担は軽いルートになる。

それでもあえて大間まで北上したのは、「本州最北端まで行き切る」という意味と、そこでしか得られない体験を優先したから。

日本一周という旅は、効率だけで組めばいくらでも最適化できる。
しかしそれをやり過ぎると、ただの長距離移動になる。

今回のルートは

  • 移動効率を落としてでも大間へ行く
  • 本マグロという目的を回収する
  • そのうえで北海道へ戻る

という構造になっている。

結果的に見ると遠回りではある。
ただ、その遠回りこそが旅としての意味を作っていた。

最終日であっても、効率より体験を優先する。
この判断が、このルートを選んだ理由だった。

大間でご当地ラーメンを食べられなかった理由

ご当地ラーメンが売り切れだった

17日間、ラーメンを軸に走ってきた旅の最終日。
本来であれば、この大間で“最後の一杯”を食べて締めるつもりだった。

しかし結論から言えば、それは叶わなかった。
理由はシンプルで、ご当地ラーメンが売り切れていたから。

正確に言うと、季節ものの食材で、提供していない時期だったからだ。

結果として、青森でのご当地ラーメンは食べる事ができなかった。

ただし、ご当地ラーメンでは無いが、大間のラーメン屋で優しい味わいの塩ラーメンは頂くことができた。

▶ 青森で食べた塩ラーメンの詳細はこちら(アメブロ)

『寺川食堂|旅の最後に優しい塩ラーメン|青森県・下北郡』
ついに日本一周の旅も最終日。最後は青森の大間町へやってきた。マグロを食べるために来たのだが、フェリーの時間待ちを利用してこの旅で最後のラーメンを食べる事にした…

大間の本命はマグロ丼

ご当地ラーメンが食べられなかったからというわけではないが、大間ではマグロを堪能させてもらった。

大間といえば本マグロ。
これは全国的にも知られている明確な価値であり、むしろラーメン以上に“その土地らしさ”を持っている食材でもある。

本来の目的の一つでもあったため、選択として迷いはなかった。

結果として、ご当地ラーメンで締めることはできなかったが、旅としてはむしろ大満足な形に収まったとも言える。
その土地で一番価値のあるものを食べるという意味では、むしろこっちが正解に近い。

大間→函館フェリーのリアル|所要時間・料金・使い勝手

フェリーの流れ(乗船〜下船)

大間から函館へのフェリーは、距離としては短い。
航行時間は約90分。数字だけ見れば「すぐ着く」という印象になる。

ただし実際の流れはもう少し複雑。

まず現地に到着したら、乗船手続きが必要になる。
車を載せる場合は受付→待機→誘導という流れで進み、指定されたタイミングで車両ごと乗船する。

この待機時間が意外と長い。
早めに到着しているほど余裕はあるが、その分“拘束される時間”も増える。

乗船後は車を所定の位置に停め、船内へ移動。
短距離航路なので豪華な設備があるわけではないが、座席や簡易的な休憩スペースは用意されている。

そして約90分後に函館へ到着。
下船時も順番待ちが発生するため、完全に自由に動けるまでには多少時間がかかる。

結果として、

  • 乗船手続き
  • 待機
  • 航行
  • 下船待ち

これらすべてを含めると、体感では2〜3時間程度のイベントになる。

実際に使って感じたメリット・デメリット

このフェリーの最大のメリットは、やはり移動距離の短さ。
本州から北海道へ渡るルートの中でも、最短クラスの航路になる。
船酔いしやすい筆者にとってはありがたい航路のひとつ。

また、運転から一時的に解放されるという点も大きい。
長距離移動が続いたあとに、強制的に体を休められる時間があるのは助かる。

一方でデメリットも明確。

一番のデメリット便数が少ない事だろう。青森 → 函館の航路であれば、1便逃しても次が数時間後に出向するが、大間 → 函館は朝と昼の2便のみ。昼の便を逃すと次の日になってしまうため、日程に組み込みにくい欠点がある。
さらに航路じたいは最短なのだが思ったよりも料金は安くならない。
短距離であってもフェリー特有の費用感はある。

まとめると、

  • 運転から解放される時間がある
  • ただし自由度とコストには制約がある

というバランス。

最終日の移動としては合理的だが、完全に楽な手段というわけではない。

移動目的だけならば、青森 → 函館間の航路の方が間違いなく効率的だろう。

函館→札幌のラストラン|旅の終わりに感じたこと

函館に到着した時点で、日本一周としてのルートはほぼ完了している。
しかし実際には、ここから自宅のある札幌までの移動が残っている。

距離にして約250〜300km。
数字だけ見れば特別長いわけではないが、17日間走り続けたあとのこの距離は、体感的には重い。

ただ、この区間はこれまでの移動とは明らかに感覚が違う。

まず風景の見え方が変わる。
北海道に戻った瞬間、見慣れた景色が増えてくる。
それまで“旅先”だった視界が、“日常に近い風景”へと変わっていく。

この変化が、「帰ってきた」という実感を徐々に強めていく。

一方で、終わってしまう感覚も同時にある。
ここまで毎日移動し続けてきたリズムが、この1本のドライブで途切れる。

目的地が「次の場所」ではなく「自宅」になった瞬間、旅としての時間は終わりに向かう。

この区間は単なる移動ではない。
17日間の旅を日常に戻していくための、緩やかな移行時間に近い。

走りながら、これまで通ってきたルートや食べたラーメン、立ち寄った場所が頭の中で整理されていく。
無理に振り返ろうとしなくても、自然と記憶が浮かんでくる。

そして札幌に近づくにつれて、その流れは徐々に収束していく。

長かった移動が終わる。
同時に、旅そのものも終わる。

函館から札幌までのこのラストランは、単なる帰路ではない。
日本一周という体験を、自分の中で完結させるための時間だった。

日本一周完走して分かったこと|17日間の総括

17日間、7,000km超を走り切って見えたものは、派手な発見というよりも「現実の解像度」だった。
日本一周という言葉に対して抱いていたイメージと、実際に走った感覚のズレがはっきりした。

まず、軽バンでも問題なく成立する。
特別な装備やキャンピングカーは不要。実際に必要なのは車両性能よりも、走行ペースと休息の設計。
燃費・取り回し・維持コストを考えると、軽バンはむしろ合理的な選択肢だった。

次に、車中泊は「快適ではないが現実的」。
ホテルのような快適さはないが、継続は可能。
睡眠の質を左右するのは寝具そのものよりも、騒音・気温・駐車位置といった外部環境。ここをどうコントロールするかで疲労の蓄積が変わる。

そして最も重要なのが、旅の難易度は「設計」で決まるという点。
同じ日本一周でも、

  • どのルートを通るか
  • どの時間帯に都市部を抜けるか
  • どこで休むか
  • 何を目的にするか

これらの組み合わせ次第で、難易度は大きく変わる。
車や体力よりも、事前の設計と現地での判断の方が影響は大きい。

結果として、日本一周は「特別な人だけの旅」ではなかった。
条件を整理すれば、現実的な範囲で成立する。

ただし同時に、楽な旅でもない。
長距離移動・環境変化・生活の制約。これらが積み重なることで、確実に負荷はかかる。

それでも成立する。
このバランスこそが、日本一周のリアルだった。

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これから日本一周をする人へ|最終日で気をつけるべきこと

日本一周を走り切るうえで、最終日は軽視されやすい。
しかし実際には、この日が最もリスクの高いタイミングになる。

理由の一つは、疲労の蓄積。
長期間の運転で体は確実に消耗しているが、終わりが見えていることでその感覚が鈍る。
「もう少しなら大丈夫」という判断が増えやすい。

もう一つは、心理的な緩み。
ここまで大きなトラブルなく来たことで、注意力が下がる。
運転や判断に対する緊張感が、無意識のうちに薄れる。

この2つが重なることで、最終日は事故リスクが上がる。

対策として重要なのは、終盤ほど保守的に動くこと。
具体的には、

  • 無理な距離を走らない
  • 休憩頻度を落とさない
  • 到着時間に余裕を持たせる

といった基本を崩さないこと。

特にフェリーを使う場合は、時間管理が重要になる。
出航時間は固定されているため、逆算して動く必要がある。
遅れれば乗れないが、早すぎても待機時間が長くなり、結果的に疲労が増える。

また、「その日のうちに帰るか」「どこかで1泊するか」という判断も重要な分岐になる。
体力に余裕があるように感じても、それが本当に余裕なのか、それともハイ状態なのかは見極めが必要。

最終日はゴールではなく、最後の工程。
ここで判断を誤ると、それまでのすべてが崩れる可能性がある。

最後まで気を抜かないこと。
それが、日本一周を“安全に完走する”ための条件になる。

まとめ|日本一周は“終わった瞬間”より“走り切った過程”が価値

17日間、7,000km超。
この旅は「ゴールした瞬間」にすべてが集約されるものではなかった。

むしろ価値の中心は、その途中にあった。

毎日数百キロを走り、知らない土地に入り、ラーメンを食べ、車中泊を繰り返す。
同じことの連続のようでいて、環境は常に変わり続ける。

気温、道路状況、街の密度、食文化。
それらに適応しながら走り続けることで、少しずつ旅の輪郭が積み上がっていく。

最終日に感じた達成感も、突発的に生まれたものではない。
積み重ねてきた17日分の移動と判断が、最後にまとまっただけのものに過ぎない。

だからこそ、日本一周は「終わった瞬間」よりも、「走り切った過程」に価値がある。

実際にやってみると、日本一周は想像よりも現実的な旅だった。
特別な装備がなくても成立するし、車中泊でも問題なく続けられる。

ただし簡単ではない。
距離と時間、そして環境の変化が確実に負荷として積み重なる。

その中でどう走るか、どう休むか、何を優先するか。
その選択の連続が、この旅の本質だった。

今回の17日間で、日本列島を一周すること自体は達成できた。
しかし同時に、まだ見ていない景色や食べていないものが大量に残っていることにも気づかされた。

日本一周は一度で完結するものではない。
むしろ一度走ることで、「次にどう回るか」という余白が生まれる。

終わったというより、一区切りついたという感覚に近い。

この旅で得たのは、達成感そのものよりも、「また走れる」という現実と、次につながる余白だった。

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